新米転勤妻の日常

転勤族と令和婚したアラサーの毎日。旅行大好き46/47都道府県突破。残すは北海道。

失業保険の申請で悲しかった話

先ほど、失業保険の申請をしにハローワークへ行きました

実は失業保険の申請をしに行くのは2度目です

 

1度目は2年前に福井から金沢へ夫の転勤が決まり、

同時に結婚することになったので仕事を辞めた時

 

そして今回もまた転勤が決まり、

金沢から富山への引っ越しに伴い仕事を辞めました

 

 

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こうして2度目の失業保険の申請へ出かけたのですが、

腑に落ちない結果となり、悲しい気持ちで帰ってくる羽目になったので

この気持ちを残しておこうとつらつら書いてみます

 

給付制限期間と特定理由離職者

失業保険は通常、給付制限期間というものが存在します

失業後、待機期間(7日間)+給付制限期間(2ヶ月)を経て

それでも就職できない場合は失業手当がもらえるという仕組みになっているのですが、

その期間を待たず失業手当を受給できる救済措置があります

 

それは、正当な理由のある自己都合により退職した場合です

正当な理由があるとして認定されると特定理由離職者としてみなされ、

給付制限期間なしで受給が開始します

また、国民健康保険国民年金などの減免措置もあります

 

では具体的な正当な理由についてですが

転勤族の妻の場合、主に下記の条件に当てはまります

(5) 次の理由により、通勤不可能又は困難となったことにより離職した者

 

(g) 配偶者の事業主の命による転勤若しくは出向又は配偶者の再就職に伴う別居の回避

www.hellowork.mhlw.go.jp

 

ちなみに、前職場から貰う離職票には自己都合としか書かれていない場合が多いため、

自分でハローワークの職員に伝える必要があります

 

そして今日、「夫が転勤になったので辞めました」と職員に伝えたのですが

なんと特定理由離職者には認めてもらえませんでした

 

通勤困難の基準

その理由は近いからというもの

 

はたして金沢から富山は毎日通えるほど近いのかという話ですが

交通網の発達した都会ならまだしも

車が主な移動ツールとなる地方在住の私からすれば全く近くありません😂

 

詳しく聞いてみると

通常の方法により通勤するための往復所要時間が概ね4時間以上である時

が通勤困難との判断基準になるとのことでした

 

腑に落ちない判断

確かに毎日高速道路や新幹線で通うことができれば

往復4時間はかからないでしょう

 

しかし派遣社員で交通費も出ない私には

毎日一般道路を車で通うのが関の山

朝や夕方の混雑状況を考えれば片道2時間以上はどうしてもかかります

 

その旨を何度も伝えましたが、

職員の方はgooglemapで検索された現時点の所要時間を見て

認定できませんとの一点張りで

全く腑に落ちませんが、正当な理由のない自己都合退職として

処理されることになってしまいました

 

転勤妻にできること

実は前の職場、4月から正社員で働くことになっており

準備を進めていたところでした

 

失業手当の給付が遅れるのは苦しいですが、

それよりも転勤により正社員どころか職を失うこととなったのに

それを正当な理由のない自己都合退職として判断されたことが

とても悲しく、悔しいです

 

 

また、前回の福井→金沢間の引っ越しでは

特定理由離職者に認定してもらえたのに

金沢→富山はダメなの?という気持ちもなきにしもあらず…

 

コロナ禍で受給者が増えて判断に慎重になったのか

ハローワークによって判断に多少差があるのか分かりませんが

世知辛い世の中だなと悲観的になってしまいました

 

それと同時に、夫の転勤に左右されない働き方を

今一度よく考えるいい機会だなとも…

 

少なくとも私にとっては

いつ辞めることになるか分からない職のために

一からスタートしなければいけないのは

なかなかに骨の折れることです

 

転勤のせいでという言い訳をせずに

どうやって生きていくか

 

私のこれからの課題です